運動量を左右する裾のカットも重要です。裾のカットが丸いほどスポーティーな印象に。スクエアに近づくほどフォーマルな印象に映ります。
フロントカットの種類(標準選択可能)
リゾートジャケットやスポーツジャケットなどは、丸くラウンドしたカッタウェイタイプが主流です。
クラッシックなスーツによく見られるのは少しスクエア気味なカット。
現代的にはタキシードなどのフォーマルなジャケット以外は、スポーティなラウンドカットが主流となっています。
※ダブルブレステッドに関しては、基本的にスクエアカットのみとなっています。
一般の日本人にはあまり馴染みのない装いですが、昼の正礼装の〖モーニングコート〗写真左、夜(18時以降)の正礼装である〖テールコート〗写真右は最も格式の高い装いです。
現代では略礼装としてのダークスーツや準礼装のタキシードに取って代わられています。スーツに比べるとかなり長い仕様となっており、それぞれ明確なドレスコードがある時に着用するものですが、フロントカットや背面の仕様は独特のものですね。
モーニングは馬の背中にまたがる時の機能性を考慮され、大きく後ろ側にカットされています。テールコートについては、現在のダブルのようなスクエアカットですが、フロントの丈は短い代わりに、後ろ側は大きく垂れ下がった燕の尾のようなデザインが見られます。形を変えながら現代に受け継がれているのですね。
写真は1930年代のモーニングコート。現代のモノと大きな変化はありませんね。