オーダースーツをお誂えする上での流れをご説明させていただきます。スーツは大まかに4つの要素とフィッティングで構成されています。
①表面を覆う生地。
②襟やポケット、シルエットなどのディテールデザイン。
③スーツの骨組みを構成する芯地。
④裏地やボタンなどの副資材。
⑤体型に応じたフィット感とシルエット。
以上の4つの構成要素とフィット感を、お客様とお打合せしながら選択していきます。様々なデザインや生地をご用意させて頂きますので、わからないことはお気軽にご相談くださいね。
①生地選定
まずはお客様のスーツを着用されるシーンを具体的にカウンセリングさせていただきます。
生地によって特色は様々。ブランド重視で選ぶのではなく、ご自身の着用シーンに合わせて誂えることが、生地自体の風合いを味わう嗜み方です。
近年はイタリア・英国生地ブランドも様々な種類の生地を生産しておりますので、お客様のライフスタイルに最適な生地をご提案させていただきます。
②ディテールデザインの選定

スーツのデザインは大まかにシングルブレステッドと、ダブルブレステッドに分かれます。スタイルはツーピースとスリーピース。その他に襟やポケット、肩口の形やボタンの数、ベント(後ろの切れ込み)など、多種多様です。
お客様のライフスタイルや体型などを考慮しながら、最適なデザインをご提案させていただきます。
③芯地の選定

スーツの骨組みとも言われる芯地を選定します。
スーツ自体の目的やご予算に応じた芯地をお選び致しましょう。基本的には仕立て映えする総毛芯をオススメさせて頂きます。
表地ももちろんですが、外からは見えない芯地にも目的に応じた選び方が重要になってきます。
④副資材の選定
着用感を左右する裏地や表地との相性により見栄えが変わるボタン。目につきにくい小さな存在ですがあなどれないものです。
スーツ自体の目的に応じた副資材選びも重要な項目です。仕立て映えする1着にするのもよし。コストを抑えたものを数着着まわすのもよし。スーツ表面の生地と合わせた資材選びも、オリジナルスーツを誂える楽しみの一つです。
⑤採寸と体型補正〜シルエットとフィット感
上記の4つの構成要素を選定後は、お客様の身体を採寸しながらフィット感を調整していきます。
人によって体型も様々。当店はマスターパターンを基にしたイージーオーダーがメインです。採寸を行いながらお客様の体型や癖に合わせたサイズ調整が可能となっております。既製服では感じ得なかったフィット感を追求して参りましょう。
お引渡し〜アフターサービス
納期は最低1ケ月要します。仕上がり後のフィットを感じていただき、気になるところがございましたらある程度調整も可能です。(別途納期と費用を要します)
また、当店でお誂え頂いたスーツに限り、シーズン終了時にアイロニングサービスも行わせて頂きます。少しでも長くお付き合いするには、洗濯の頻度は控えめにしながら、日々の取り扱いに重点を置いてみて下さい。自分だけのオリジナルスーツで、新たなステージを切り拓いて参りましょう!